Equation(Hanoi VN)とOrganik Festival(Taiwan)の記録

Equation(Hanoi VN)とOrganik Festival(Taiwan)の記録

ベトナム ハノイで4月に行われたEquation、更にその数週間後に台北で行われたOrganikというレイブ?フェス?野外パーティに連続で行った Equationは住み慣れたサイゴンとは全然違う北部のハノイとはいえ、ベトナムという土地だったのでまぁ大きなトラブルもなくなんとかなったけど、多分はじめてだとなかなかハード 台北は慣れていないので距離感などもつかめず台北から会場への移動にかなりコツが必要であったのでその記録をつけることにした。

※Organikに関しては翌年(2019年)も参加したのでそこで気づいた点について追記した。

Equation (Hanoi)

ハノイ市街から1時間ほど車で行ったキャンプ場で春くらいに行われるパーティ、Questというおそらくベトナムで一番有名な大規模なパーティと同じ会場

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雰囲気や音

パーティとしては3ステージ(メインはハウスとテクノ、テクノステージはハードめのテクノ、そして湖畔のチルステージ)、わりとBPM130以下のゆるい音が多めで明るい時間帯はURとか系の音とかもなっててとてもピースフルな雰囲気 ハノイ随一のアンダーグラウンドクラブ Savageとホーチミン随一のアンダーグラウンドクラブ “Observatory”が関わっていてスピーカーも”どっから持ってきたの!”ってほどにFunktion Oneが積み上げられていて音も良い。 今年はPowder(個人的ベストアクト!)とか台湾勢(BassKitchen界隈)とかも回していてとても良かった。

飯と寝床

ご飯は割と限られているしそこまで立派な日本のフェスみたいな”フェス飯(笑)”とか求めてたらそんなもんは無いので注意。普通の弁当みたいなのとかおかゆとか朝ごはんとか。 野外パーティだし衛生面を気にするような人が来るような場所ではない。 会場内の飲食はすべてリストバンドに内蔵されたICチップにチャージしたお金で行える、チャージは現金でもクレジットカードでも可なので手ぶらで遊べて最高。 テントは会場側の貸出がある(チケット購入時にテントも頼む制度)のでチケット買うときに一緒にテントも予約しておくシステム。 自分のテントが良ければ持ってくればテントエリアに自由に張れる。 ちなみにシャワーは水。

気候

ロケーションもとてもよいが、”ベトナムは南国!”というイメージを捨ててある程度の防寒着は持ってきたほうが良い。4月のハノイの夜は普通に寒いし昼間でも日差しに当たる場所以外はTシャツ短パンはきついかも。しかも湖畔なので風が結構冷たいので注意 夜中は普通にくそ寒いしシャツ程度では寒くて耐えられないと思うから厚手のパーカーとウインドブレーカーとかがあると良い。

アクセス

Son Tinh CampというHanoi市街から西に1時間ほど行ったところにあるDong Moという湖に飛び出てる岬にある国営(?)のキャンプ場。割とちょいちょい小規模なレイブもやってたりする場所 シャトルバスチケットがとれればそれが一番良いが、19時くらいが最終という割と早い時間に終わってしまう。 街中、もしくはノイバイ国際空港から直接Grabタクシーで行ってもそこまで高くない(ベトナムはタクシーが安い) ただし、僕らはちゃんとGrabで指定したはずなのになぜか対岸に降ろされそうになったので運転手さんときちんと確認した方が良い。 湖のハノイ市街側に渡し船乗り場があってそこで降ろされそうになったんだけど、その渡し船は別のゴルフ場への渡し船なので乗ったところでたどり着けない(というか当然ゴルフ場の客しか乗せてくれない) 湖畔を左回りにぐるっと回って対岸の岬の先の方まで行ってもらう必要がある 最後岬へのアプローチはかなりぐちゃぐちゃいろんな施設っぽいエリアを入っていくことになるので、印刷したチケットを持っておいたほうが良い(部外者が入れ無いエリアではチケットを見せると通してくれる) Grabタクシー代は時間や天気によってかわるが50〜60万VND(3000円弱)を見ておけば良い

帰りは主催が手配してくれてタクシーが待機しているし、Grabも呼べる。 シャトルバスのチケットは事前にとっておく必要があるので気分によって帰る時間を決めたい人はそのどっちかを選ぼう。現地でもシャトルバスが空いてれば取れるっぽかった。 なんにせよとても良いパーティだったので来年も行くと思う。


Organik Festival(台湾)

おそらくアジアでもパーティ好きのなかではかなり有名なパーティなのではないか。日本を含めた世界各地から人が集まる。 僕はベトナムという”なんとかなる”国に長く住んでしまっているので、かなり油断してノープランで向かってしまったが台北からはかなり遠く交通手段が限られているため注意!

雰囲気や音

山と海に囲まれたとんでもなく良いロケーション、でかいウーファーやスピーカーがたくさん積み上げられていて音は良いし(海に音が抜けていくので大迫力!という感じではないけど)DJ陣もグローバルなラインナップで結構豪華 音の傾向はEquationと少し似ているが基本的にはテクノ系が強い感じかな?Kornerという台北市にあるこれまたアジアのアンダーグラウンドテクノシーンではとても有名なクラブが関わっていてDJ陣も間違いがない これまたPowderがフロアをぶっ飛ばしていて最高だった(Smoke Machineというサブカルチャー団体が主催、今年からレーベルもスタート) 屋内と屋外のステージがありエリアは広いんだけど規模感としては割とこじんまりとしていて良い感じ。 台北はかなり先進国よりなので裕福な若者が多く、またサブカルチャーもそこそこ発展しているため台北の洒落たわかものたちが集まる日本で言うフジロック的な感じなのかな?と思った(もちろんそれに比べるとかなり規模は小さいが) そのため空気の読めない異様にデコったテントでダサい音楽を自前のBluetoothスピーカーでPopsを流しながら酒のんで馬鹿騒ぎしてる。みたいなダサい集団もちょこちょこいるのがネガティブポイント。そのためソロプレイヤーはテントを張る場所を選ばなくてはならない まぁそれも含めてとても自由な雰囲気で良かった。

飯と寝床

飯屋は数件ありドリンクと共に会場内通貨を現金で購入して交換する制度、クレジットカードは使えなかったと思う また、貸出テントがあるのかはしらないけど見当たらなかったのでもともと欲しかったテントを台北で買っていった(台湾は知る人ぞしるアウトドアガレージメーカーの宝庫!)

昼間は結構暑いけどテントは基本的にビーチにはることになるので夜は結構風が冷たい。防寒はある程度必要 シャワーはいくつかあったと思うし多分お湯も出るっぽかった。一泊だったしすげぇならんでたからシャワー浴びてないけど・・・ テントを含めアウトドアグッズはわざわざ日本で買っていくくらいなら前日到着にして台北駅近くのアウトドアショップ街で購入したほうが安い。

日本ではあまり見ないブランドとかもあるので面白いかも

おすすめは好日山荘っぽい “台北山水戸外休閒用品専門店”

少し離れてるがL-Breathっぽい”城市綠洲 台北店”の併用がおすすめ

ちなみに自分は台北山水戸外休閒用品専門店の並びにある”登山友”という店でUponという台湾ブランドのBivyを購入。多分登山友がテントの品揃えは一番多そう。キャンプ用のいろんなものも売っていた。 購入したBivyはポールが空気でふくらませるやつで、とても小さくそしてなにより760g程度ととてもかるい!ちょうど新モデルでたばっかりだからか安売りしてて4千元ちょっとだったと思う。安い! 写真はオフィシャルサイトから拝借、自分のは迷彩柄ですが。

ちなみにアウトドアショップは軒並み午後オープンなので当日朝買っていこうと思っても開いてないので注意!
ここで何かしら買い物してからいきたい場合は日中着の台北で前泊するのが無難

アクセス

台北からはまず花蓮(ファーリエン)を目指す。 で、普通に特急列車(自強號)で行こうとするとこれがチケットが取れない!基本的にとても人気のあるチケットで、ツアー会社がすぐに抑えてしまうらしく個人でふらっと行って取れるチケットではないみたい。
そのため通常のアクセスではちょっと面倒だけど以下のようになる

  1. 台北→羅東(ラードン)へバス(1時間前後)
  2. 羅東→花蓮へローカル電車(1.5時間)
  3. 花蓮駅からバス or Taxi

というプロセスで向かうことになる そして花蓮から会場までが結構遠くローカルバスで1時間ほど、タクシーに乗っても40分くらいかかる 乗り換えポイントがいくつかあるので待ち時間とかを含めると台北駅についてから花蓮まではスムーズに行っても4時間以上、場合によって迷ったり接続悪かったりすると6時間とかかかる。当然会場は野外で暗くなるので、当日はなるべく朝早めに出たほうが良いと思う。

バスチケットの買い方

  1. 台北駅の隣にある長距離バス乗り場(台北轉運站)にいく
  2. チケットカウンターでは葛瑪蘭客運という窓口に行く(サービスカウンターで「ファーリエン!って叫べば行くべきカウンター番号を教えてくれる」)
  3. 花蓮行きてぇ!って言うと羅東へのバスチケットと羅東から花蓮へのローカル電車のチケットをセットで売ってくれる(200元〜250元くらい)
  4. 窓口で教えてもらった乗り場階に行く(台北轉運站は上の階に会社ごとに乗り場があるので指定された階まで上がればモニターに行き先がかいてあるのでわかる)
  5. バスで羅東へ(1時間くらい)、バスは普通の観光バスみたいなやつ
  6. バス乗り場の眼前に羅東駅があるので駅員さんに電車のチケット見せて電光掲示板に乗ってるどの電車に乗れるのか聞く
    • 自分の場合はここで30分くらい時間があったので羅東駅周辺を散策していた。特に何もない
    • 自分はそのまま普通列車で行ったけど、おそらく追加料金払えばもっと早い列車にも乗れそう(2019年追記:カウンターで急行にアップグレードできたのでかなり時間を短縮できた)
  7. 花蓮行きの電車にのる(1時間半)、本当に日本の在来線みたいな普通列車
  8. 花蓮から会場まではバス or タクシーだけどもし複数人だったり急いでるならタクシーに乗っちゃったほうが楽だと思う(理由は後述)
    • バス:”牛山[鼎東]”というバス停まで行くので案内所で聞くと良い。教えてくれるが1時間に一本くらいしかないし18時くらいで終わる。そのかわりめちゃくちゃ安い(帰りに乗ったけど値段忘れた・・・)
    • タクシー:花蓮駅前のタクシープールで運転手さん適当に捕まえて”牛山呼庭”ってスマホの画面で見せればわかってくれる、700〜800元くらい
    • タクシーをシェアする:Facebookイベントページが立ち上がるのでそこに「Looking for people to share taxi?」というスレッドが公式に立ち上がる。そこのコメント欄でシェアする人を呼びかけてる。自分の場合行くのがおそすぎてもういなかった。駅前でそれっぽい奴らに声かけちゃうのもあり(2019年は3人くらいとシェアライドした)
  9. バスの場合は牛山というバス停で降ろされるが下の地図を見れば分かる通り国道から会場までは結構山をくだらないといけない(20分くらい)、テント背負ってこの山道を下りるのは実は結構しんどい。タクシーなら山道を下って会場入り口まで乗り入れできる


帰りは会場出口で運営がタクシーを呼んでくれているので係員に声をかけると乗らせてくれる
もしくは牛山バス停でバスを待っていれば昼間なら1時間に一本くらい花蓮行きのバスが来るので乗れば良い。(バスめっちゃ早いしバス停の前で道にはみだしてめちゃくちゃアピールしてないと通り過ぎる。というか通り過ぎられて一本見送った・・・)
踊り明け睡眠不足の体に山道はしんどく、自分は気づかずに汗だくになって登っちゃったんだけど実は国道と会場間を繋ぐシャトルバスてきな車がいるらしい。
恥ずかしがらずスタッフの人に話しかけよう!
でも実は一番オススメなのは5~6人でシェアしてレンタカー借りて台北から運転して行っちゃうことかも。と帰りのバス停で帰る人達を見ていて思った。キャンプインだと荷物増えがちだしね。

台北への帰りの電車は花蓮から台北まで直通の電車に乗れるが日曜日の夕方は混んでいるのでチケットが取れないか、とれても席なし(連結部分の床に座っていた)になるので注意。
オンラインで予約できるならしておいたほうが無難。